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by inja369

夢を叶えるための自己改造プログラム⑨ ~積極的心構えを忘れない~

メンタル

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夢を叶えるためには、設定した目標を絶対に諦めないこと、そして、自分の能力に対する評価を絶対に落とさないことが必要だ。しかし、夢に向かって努力している間は、人間の持つ「現状維持機能」の働きで、「諦めよう」「無理だ」「できない」などの感情が何度も襲ってくる。この心理的な抵抗は非常に強力であり、「諦めるな」と自分に言い聞かせても苦しい状態が続いてしまう。

では、この苦痛を和らげるためにはどうすれば良いのだろうか。その解決策が「積極的心構え」というものである。文字通り、様々なことをポジティブに捉えることで、自己啓発本を読んだことがある方なら何度も目にした理論だろう。今回は、この「積極的心構え」について、科学的根拠も示しながら解説していく。

「君子欺くべし」

日本を代表する文芸評論家・小林秀雄は講演にて「君子欺くべし」という諺について語っている。これは、「小人(取るに足らない人)はいつもいつも騙されまいとビクビクしているから、積極的な行動ができないのだ。しかし、君子(優れた人)は、コロッと騙される。だから思い切った行動ができる」という意味である。

例を挙げると、まさにこういった自己啓発的な話は、信じるか否かに効果が出るかどうかがかかっていると過言ではない。「信じる者は救われる」というキリスト教の格言があるように、人間の心というのは、例え根拠の無い話でも、信じてしまえば事実になるのである。

また、お金持ちになりたいという欲求、モテたいという欲求、好きなように生きたいという欲求を持つ人を見て、「くだらない」「バカっぽい」「変な奴」と評価してしまうことは、自分の選択肢を奪うだけである。もちろん、「俺は金持ちだぜ」「モテる俺羨ましいだろ?」と自慢することではないが、それらは「OKである」と考えるのが健全だろう。お金持ちになりたい人はなればいいし、必要ないと思えばならなければいいだけである。

プラシーボ効果

なぜ、「君子欺くべし」なのか、その根拠を示そう。医学の分野には「プラシーボ効果」というものがあり、本当は効き目の無い薬だったとしても、「これはすごく聞くんですよ」と言ったり、担当する医者が非常に権威ある人だったりすると、効果が出てしまうのである。

これと同様のことが、言葉や情報にも起こるのだ。宗教や自己啓発理論というものも薬と同じで、「信じる者は救われる」のである。もちろん、オウム真理教のようなとんでもなく反社会的なカルトを信じてはいけないが、それが有益で正しいものだと思ったなら、騙されたつもりで信じてしまうのが得なのである。

陰謀論にハマりすぎてはいけない?

ここからは個人的な意見だが、陰謀論にハマりすぎてしまうのは、積極的心構えに反するものだと考える。陰謀論は、「この世界は邪悪に支配されている」「あの人物は悪魔信者だ」「あの事件は陰謀だ」と考えるものだが、これはまさに「疑う」行為の極致である。

陰謀論にハマってなんでもかんでも疑うクセがついてしまうと、本当は善人である人物や、正当に努力した人間に対して根も葉もない非難を浴びせてしまうという行為に走りかねない。こうなってしまうと、他者を信用することが難しくなってしまい、自分のエネルギーが奪われてしまうことになる。

努力してお金持ちになった人や、成功した芸能人に対して、「悪いことをしたんだ」「どうせコネだろう」「あんなものは詐欺だ」と批判する人々を目にする機会は少なくない。人物をどう分析するかはその人の自由と責任なのでとやかくは言えないが、少なくとも、「正当に努力して成功する方法」が心理的盲点になってしまい、見えなくなる可能性がある。

人の言葉を鵜吞みにしてなんでも信じてしまうのも問題だが、逆に猜疑心を強くしすぎても、それはそれで悪い結果を生む。信じることと疑うことをほどほどに、中道を行くのが適切だと言えるだろう。