読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Create Liberty

by inja369

夢を叶えるための自己改造プログラム⑥ ~高次元の視点を獲得する~

メンタル

f:id:inja369:20170215173729j:plain

前回の記事では、「時間」の概念について考え直してみた。今回は「空間」について考えてみる。自由な精神を獲得するためには、他者よりも一つ上の次元から、世界を立体的に見ることが必要になってくるのだ。

現代人のほとんどは二次元人

現代人のほとんどは、自分を中心とした近視眼的な世界観で生きている。興味を持っているのは、自分にとって身近な人々、普段使う通勤路、馴染みのある店の中、明日明後日などの近い将来のことがほとんどだ。そうやって生きている自分の姿を、まるで高い場所から見下ろすかのように眺め、見直し、分析することが多いという人は果たして何割いるだろうか。

また、もっている欲求も非常に卑近なものである。お金持ちになりたい、モテたい、美味しいものを食べたい、たくさん寝たい、などなど。もちろんそれらの欲求を否定するわけではないが、言葉を選ばずに言えば、それはまさに仏教では「低次の煩悩」と呼ばれるものなのである。そうした自分の欲求・心を一歩引いて眺め、見直すという作業をする人はどれほどいるだろうか。

このように、自分を中心とした狭い世界、ありのままの欲求に従って生きている人を、「自分の世界に没入している人間」として表現したのが「二次元人」という言葉である。まるで物語の登場人物かの如く、非立体的な世界観で生きているのだ。

高い次元に生きると、世界はシンプルになる

このような意識で生きていると、自分の身の回りで起こること、見聞きする情報に過剰反応してしまい、心を激しく揺さぶられることが多くなってしまう。これを防ぐためには、それらの様々な現象が起きる世界より高い次元に視点を持ち、世界を俯瞰する必要がある。

例えば、世の中では自分がモテるのかモテないのかについて強い関心を持っている人がいるが、彼らよりも一つ上の次元に視点を持ち俯瞰すれば、その問題は些末なものになる。「モテるモテないはあくまでも人間性の一側面に対する評価であり、仮にモテなくても大した問題ではない」と思うことができれば、もう悩むことはなくなる。

こうした作業を、年収や身長、学歴など様々なものに適用させていく。すると、それまで自分を悩ませていた様々な問題が些末なものに変化する。すると、頭の中がスッキリし、世界がシンプルなものに変わる。

世界をシンプルにした法則、その例

一見して複雑に見えるものが、実はあるシンプルな法則に従っていたという例は、いくらでもある。

例えば惑星の動きだ。中世のヨーロッパ世界ではキリスト教が強く信仰されていたため、「宇宙の中心は地球であり、太陽を含む星々は地球の周りをまわっている」と考えられていた。「天動説」である。

しかし、天動説では不都合なことがあった。それは、金星など太陽系の惑星の動きが複雑になってしまい、宇宙の構造が美しくなくなってしまうことだ。

例えば金星は夜空を真っ直ぐ進むのではなく、東の地平線から登った後、少し進んだらいったん戻り、再び空を横切って西の地平線に沈むという不規則な動きをする。この金星の軌道を、地球を中心とした宇宙で図に示そうとすると、非常に複雑な線を描くことになる。

他の惑星も合わせると、星々の軌道が絡まりあうような複雑な絵になる。そのあまりの複雑怪奇さに「神が創った宇宙が、こんなにおぞましい姿のはずがない」と頭を抱えた科学者もいたという。

しかし、「地動説」が現れ天動説が否定されると、太陽系の惑星の軌道は非常にシンプルに説明されることになった。このような、ものの見方が全く変わってしまうような事を「コペルニクス的転回」と言うが、高次元の視点を持ったことによって法則を見出し、世界をシンプルに説明した好例ではないだろうか。

抽象度の高い場所から世界の姿を知る

自分が普段生きている視点よりも高い視点から世界を見つめ、世界の本当の姿を知ること。これが「閃き」とか「インスピレーション」、あるいは「悟り」と呼ばれるものだ。

仏教では、「世界を正しく見ること」が悟りに必要なものの一つであると説かれる。釈迦が悟ったような究極の悟りでなくとも、世界を眺める視点を少しずつ高めていくことは、我々が生きていく上で、知恵を培っていく上で必要なスキルなのである。