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Create Liberty

by inja369

夢を叶えるための自己改造プログラム⑤ ~時間の観念を変える~

メンタル

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前回の記事では、「現状維持機能」について説明し、その抵抗を振り切らなければ自分を変えることはできないと説明した。今回は、自我を定義している重要な概念、「時間」について論じたい。過去や未来についての考え方を変えれば、現在の自我も書き換えられるのである。

現在・過去も未来によって定義される

多くの人は、今まで生きてきた中で嫌な思い出・恥ずかしい過去などがあると思う。しかし、それを今でも思い出したくないと思っている人がいる一方で、過去の失敗を「今ではいい思い出だよ」と言う人もいる。この違いはなぜ生まれるのだろうか。

その違いは、「今、幸せかどうか」である。今の状況によって、過去の解釈も変わるのである。

例えば、青年時代にグレて暴走族をやっていたが、現在は改心して、孤児の保護や支援を行っている人などがそうである。もし、その人が現在も、例えば無職で困窮していたり、牢屋に入っていたりした場合、現在も不幸なのだから「なんであんなことをしてしまったのだろう」と思うはずである。現在が過去の解釈を変えるのである。

それと同じように、現在も未来によって解釈が変わるのである。現在が仮に不幸であっても、未来に明るいビジョンを持っていれば、それは成功に向かうまでの準備期間であったり、現状を脱するハングリー精神を養う環境だと解釈できる。それは以前説明したとおりである。

過去は現在・未来とは関係が無い

よく言われることが、人の成長の仕方は幼い頃の環境や教育によって決まる、というものだ。つまり、人間の現在の姿は過去が決めているということ。これは、間違いである。

確かに、人の思考は過去の記憶によって強く規定される。教わった常識であったり、慣れ親しんだ文化であったりが、その人の倫理観・行動方針を決定する要因になることはある。

しかし一方で、人は変わることができる。これまで論じてきたように、現状の外にあるゴールによって自分を定義することによって、自我は書き換えることができるのである。つまり、過去は確かに自分に影響する要因「の1つ」であるが、全く無関係にすることもできるのだ。

過去は、現在からみれば離れていく一方である。過去の思い出は忘れてしまえばそれまでだが、いちいち思い出したり悔んだりするから、その記憶と感情が強化されて、現在の自分を縛ってしまうのである。そんなことをするのではなく、未来に明確なビジョンを持ち、それに向かって突き進むほうが良いことは明確である。

時間は未来から過去に流れる

普通我々は、時間というものは過去から未来に流れているものだと考えている。宇宙はビッグバンから始まり、一定の物理法則に従って因果が連鎖し、現在に至るという解釈である。

現代人も例えば、「若い時に一生懸命勉強したから大企業で高い年収を獲得できている」「金持ちの家に生まれたおかげで不自由ない暮らしができている」「いま苦労して一生懸命働けば、将来安泰だ」と、過去から未来へ向かう因果の世界で生きている。

しかし、仏教哲学の世界では、時間は未来から過去へ流れると解釈する

上でも説明した通り、過去の解釈は未来がどうなるかによってどうにでも変化する。未来の状態によって、現在・過去が定義される。未来が原因で、過去は結果なのである。

100年前の世界において、21世紀に生きる多くの人がスマートフォンを持ち、ハイテクな生活を享受している状況を誰が予想できただろうか。もしかすると一部の大天才は予見していたかもしれないが、人類の99.9%は、まさに夢にも思わなかったはずである。

スマートフォンを生み出したのは、過去の歴史ではない。スティーブ・ジョブズをはじめとするITの天才たちが、「こういうものを作りたいぜ」「人類社会をこんなふうに変えたいぜ」と思ったから、スマートフォンは生まれたのである。人の頭の中にある未来のビジョンが現在に働きかけ、世界を変えたのである。

未来をどうするか、現在をどう生きるか、過去をどう解釈するか、全ては自分次第。自分の頭の中にある「現状を超えた発想」こそが、全ての因果の始まりとなるのである。