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by inja369

占いが当たる理由を理解して自分で幸福度を上げる方法 ~無意識の関心と心理的盲点の原理~

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占いは当たる。と言っても、「未来を当てられる」とか「埋蔵金の場所を当てられる」というわけではない。当たるのは例えば「今日の運勢」などの、その日にいいことがあるのかどうかを問う占いである。これは人間の心理的作用が関わっている。今回は占いが当たるメカニズムについて書いてみる。

無意識の関心

人が何に関心を持っているかというのは、人によって違う。バイクや車に興味がある人もいるし、アイドルに詳しい人もいるし、数学や哲学などの難しい分野に情熱を注いでいる人もいる。そういった人は、自分が目にしたり耳にしたりする情報の中から、無意識的に自分が関心のある分野についての情報を拾っている。いわば、アンテナを張っている状態だ。逆に、自分が興味が無い分野についての情報は、例え耳に入っていても意識には登らないし、記憶にも残らない。

こういった、無意識が行う情報選別の機能を「RAS(ラス)」という。このRASが、占いが当たる根拠だ。

例えば朝のテレビ番組の占いで、「てんびん座の人は、今日はいいことがあるでしょう」と言われたとする。すると、占いの効果を信じる人は「今日はいいことがあるかも」と思う。すると、無意識のRASは、身の回りで起こることや見聞きすることの中から良いことを探そうとするのである。

すると、本当に良いことが増えたかのように感じられる。これが、占いが当たるメカニズムである。

夫は妻が妊娠すると、町に妊婦が増えたように感じられる

僕が会社に勤めていた時代、後輩の男の子に車が大好きな子がいた。その子と一緒に営業に出たりしていると、彼はすれ違う車の車種について嬉々として説明してくれた。僕は車に全く疎いので、車を見ても車種なんてわからないし、タイヤの良し悪しも判断できない。だから街を走っていても、車についてほとんど興味が向いていなかった。いわば、僕にとっては車は心理的盲点になっていたのである。一方で、車が大好きなその子にとっては、街には車が溢れているという感覚だっただろう。

同じように、夫は妻が妊娠すると、街に妊婦が増えたように感じられるのである。これは、それまで関心が無かった妊婦や赤ちゃんに、無意識レベルで関心が向くようになり、RASがそれらに関する情報を拾い始めたからである。

RASを利用して幸福度を上げる

このような特徴を持っているRASであるが、これをうまく活用することで幸福度を上げることができる。その方法は、「自分の人生は幸福に満ちている」「将来は明るい」と思い、そういった情報を探そうとすることである。物事のポジティブな面にフォーカスし、無意識を変えてしまうのだ。

すると逆に、ネガティブな面は心理的盲点に隠れてしまう。それによって人生の幸福度を上げることができるのだ。また、失敗や困難などのネガティブな出来事も、「これをどう活かそうか」「これを乗り越えれば何が手に入るか」など、ポジティブに捉えられるようになる。

このようにRASを使えば、自分の人生を自由にデザインすることも可能になる。自分が探したい情報を探すように無意識をセットし、効率よく情報をかき集めることもできるようになれるのである。