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by inja369

お金を学べる面白いアニメ『C』を紹介

マネー

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「C - The Money of soul and possibility control」は、現実世界の「金融経済」を題材にしたアニメだ。「金融」と聞くと難しそうな印象を受けるかもしれないが、このアニメは独自の世界観を駆使し、金融に関する知識とその問題について簡単に理解させてくれる。普段気にすることが無い「お金の本質」について学ぶことができるだろう。

www.noitamina-control.jp

「黒いカネ」を生む「金融街」

主人公は余賀公麿(よがきみまろ)という大学生。父親は過去に失踪し、母親も他界。叔母のもとで育ったため、大学へ進学してもお金がなく、バイトの掛け持ちでなんとか生活していた。

そこに、ミダス銀行通商部を名乗る真坂木(まさかき)という奇妙な男が現れる。真坂木は、現実の世界と平行した異世界にある「金融街」に行き、そこで行われる取引に参加して、他の参加者と金融で勝負すれば楽におカネが儲けられるという。そのおカネは現実世界でも自由に引き出して使えるから、公麿にもぜひ参加するように勧める。そしてその元手となるおカネをミダス銀行が貸し付けるというのだ、公麿の未来を担保にして。

※真坂木のイラスト

www.pixiv.net

金融街では「ディール」と呼ばれる勝負が参加者同士で行われる。金融街での勝負は「アセット(資産)」と呼ばれる自分のパートナーと組んで戦う。アセットは自分の未来が擬人化されたキャラクターで、金融街では自分と一心同体の存在だ。

勝負は資産と資産の戦い。そして勝負に勝てば相手の資産を奪うことでおカネを手にすることが出来る。しかし勝負で負ければ、担保として差し入れている自分の未来がミダス銀行に奪われることになる。最悪にも破産した参加者は自分の未来をすべて担保としてミダス銀行に取られて廃人となり、自殺したり、事故で死んだりして人生を終える。

そしてミダス銀行の発行するミダスマネーを現金自動支払機から引き出した公麿が目にした紙幣は、真っ黒い色をした「黒いカネ」だった。

「黒いカネ」の正体

「金融街」には巨大な輪転機・お金を刷る機械があり、これが「黒いカネ」を生み出している。作中に登場するこの「黒いカネ」は、現実世界における「信用創造」を表している。

「信用創造」とは、簡単に言ってしまえば、銀行が実態の無いカネを作りだすことである。銀行は金貸しを営んでいるが、銀行が企業や個人にカネを貸せば貸すほど、世の中に出回るカネの総量が増える。お金というのは日本銀行が紙幣を刷れば増えるものと考えられがちだが、実際には銀行がお金を貸すことで帳簿上で増えているにすぎない。

※信用創造についてわかりやすく説明されているサイト

manabow.com

「金に取り憑かれた人間に金を動かすことはできない」

上の言葉は作中のセリフの中で僕が最も好きな言葉だ。欲に目がくらんでしまったり、反対に金を失うことを極度に怖れる人間には、金を冷静に操ることはできない、ということだろう。

この他にも、経済や金融の知識だけでなく、お金の本質や、お金との関わり方にも考えさせられる描写がいくつもある。もし気になった方は、ひょっとすると動画サイトにアップロードされているかもしれないので検索してみると見つかるかもしれない。