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Create Liberty

by inja369

夢を叶えるための自己改造プログラム⑩ ~イメージを現実に降ろす~

メンタル

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トラウマというものがある。過去の嫌な出来事が当時の感情や感覚と共に何度も思い出され、心を傷つけるというものである。人の心は、過去の出来事も、まるで現在起きていることのように感じることができる能力を持っている。このことを利用して、夢を叶えるためのエネルギーを得る方法を紹介したい。

「ビジュアライゼーション」

人間の脳は、イメージしたことを、まるで現実に経験したかのように感じることができる能力を持っている。トラウマの場合は、「過去の記憶」というイメージを再生することによって、現在の心も傷つくという原理になっている。エネルギーを得るためには、これの逆、つまり「未来の良いイメージ」を想像すればよい。

科学雑誌『ネイチャー』の1994年10月13日号では、運動している場面をイメージしただけでも、筋肉をつかさどる脳の部位に電気信号(インパルス)が出ているというデータが発表された。また、言葉を考えるだけでも、唇を動かすための脳の部位が反応したというデータもある。

これを応用して、「将来成功した自分のイメージ」「実際に成功した場面」を想像すると、実際に成功体験を積んだのと同じ効果があるということである。これを「ビジュアライゼーション」と呼ぶ。夢を叶えた自分はどんな家に住み、どんなパートナーがいて、どんな車に乗って、どんな服を着ているのかを、できるだけ明確にイメージするのだ。すると、そのイメージ世界の臨場感を脳が感じ取り、自信を持てるようになり、行動力も付くようになるのだ。

「現状維持機能」が成功に導いてくれる

この「ビジュアライゼーション」は、もう一つの効果もある。以前の記事で「現状維持機能」について説明した。「現状維持機能」とは、生物が自然界で生き抜くために手に入れた、安全な場所に留まろうとする本能のことであるが、これが夢を叶えるための行動を妨害してくる。しかし、「ビジュアライゼーション」を行うと、この「現状維持機能」が味方になってくれるのだ。

成功した状態をイメージしてその世界の臨場感を強く感じることを繰り返すと、無意識は成功した状態を現状だと認識するようになる。すると、無意識にとっては成功しているのに、現実にはまだなので、無意識が「現状に戻ろう」と考えて成功に導いてくれるのだ。こうなると、「努力しよう」「頑張ろう」などと考える必要もなく、自然と様々な行動をとることができる。

人生を「貴種流離譚」として捉える

貴種流離譚(きしゅりゅうりたん)」とは、物語の類型の1つで、貴い身分の主人公が落ちぶれて、旅などで様々な経験を経て成長し、再び貴い身分に返り咲くという構成である。源氏物語やギリシア神話などの古典から、現代のドラマやアニメでも採用されているポピュラーなタイプのストーリーである。貴種流離譚は人々に長く受け入れられ、評価されてきた。

漫画の重要なテーマの一つに「努力」を掲げている少年ジャンプの主人公たちも、なんだかんだいって「特別な存在」であることが多い。Dの意志を継いでいたり、火影の息子であったりする。人は、本音では「特別な存在でありたい」と思っているのである。

人が貴種流離譚に感動するようにできているのは、もともと高い身分にあった自分が再び返り咲くということに、強い達成感を得るからである。まさにこれは「現状維持機能」の働きである。

人生を貴種流離譚と捉えると、より自己イメージを高めることができる。なかなか他人に公言できない趣味ではあるが、「自分は特別な存在だ」「成功して当然だ」と自己催眠をかけてみるのも一興かもしれない。