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by inja369

日本が財政破綻する未来について

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2012年、ギリシャがデフォルト宣言を行い、財政破綻状態に陥りました。デフォルトとは債務不履行のことで、要するに借金が返せなくなることです。日本は現在1200兆円以上とも言われる巨額の借金を抱えていますが、デフォルトするには至っていません。なぜなのでしょうか。今回はそのことについて書いていきます。

日本が財政破綻しない理由

端的に言ってしまえば、日本人の預金が1500兆円以上あるので、それを担保に借金ができるからです。信じられない話だとは思いますが、政府は国民の財産をアテにしているのです。

もし日本がいよいよデフォルトしそうになった場合に政府はどうするのでしょうか。まず、預金引き出し額を制限する「預金封鎖」を行います。国民が財産を引き出せなくなった所に税金をかけて、政府がカネを回収するのです。それで借金を返すのです。

日本人は本質的に貯金が好きな民族です。リスクを冒したがらないので、投資をして資産運用をしようとは思いません。金利がほぼ0%になっても、ついにその性向は変わりませんでした。カネが銀行の中で死蔵になり、世の中のカネの流通量が増えず、デフレの一要因になっているということを理解できず、現在もせっせと貯金をし続けているのです。景気的には不都合かもしれませんが、国の借金の点から見れば好都合なことなのです。

人口減少がデフォルトリスクを増加させる

日本の人口は2050年には1億人をきると言われています。人口が減れば当然貯金額も減ります。日本の借金は今でも増え続け、政府はもう減らすことはおろか、増加を食い止めることも諦めていると言われています。借金は増え、しかしその担保である預金は減っていくのですから、遅かれ早かれ日本はデフォルトする未来を免れ得ないのではないでしょうか。

実は、日本はかつてデフォルトを起こした経験があります。それは戦後の昭和21年のことです。戦争に敗北した日本は巨額の対外債務を負うことになります。その返済に対応しきれずデフォルトを起こしてしまうのですが、その際に採られた手段が「預金封鎖」なのです。なので、もし次に日本が破綻しそうになった場合も、政府は同じ手を用いてくる可能性が十二分にあるのです。

もし日本が破綻した場合、国民の生活は悲惨な状態になります。円の価格が暴落し、円安になります。そうすると激しいインフレが起こり、普通の量の日本円ではまともにモノを変えないような状態になります。パン一切れを買うために、福沢諭吉が何百枚も必要となるような経済状態になるのです。そうすると、ほとんどの国民は資産を失った状態に等しくなるのです。

デフォルトを見越した振舞いを

このデフォルトはいつ起こるのかはわかりません。もしかしたら景気が上向いて危機を回避するかもしれませんし、運命の日までもう何日も残されていないかもしれません。

私たちにできるのは、例えば財産を外貨に換えて持っておくとか、外国株という形に変えておくとか、金を保持しておくなどではないでしょうか。いずれにしろ、日本円という形で貯金をしておくのはリスクがあるのです。

しかし、幸いにしてほとんどの日本国民はまだ銀行に貯金をしています。言い替えれば、多くの日本人が円のリスクに気付いて預金を引き揚げたら、その時がデフォルトの日とも言えるのではないでしょうか。みんなと同じことをしていれば大丈夫だという思い込みの下で行動していると痛い目を見ることになるでしょう。重要なのは、これから日本はどうなるのか、自分はどう振る舞うべきかを、情報収集しながら自分で考えることなのではないかと思います。